家事は、全部をがんばるものではありません。くり返すこと、気づいたときにすること、あえて残すことに分けると、暮らしの負担はかなり見えやすくなります。

いま何を扱うか

この記事では、家事を「自動で回す」「手で決めて回す」「今は置いておく」の3つに分けて考えます。

  • 掃除、洗濯、ごみ出しのように周期があるもの
  • 毎日でなくても困らないもの
  • 便利家電やサービスに任せる前に見ること

家事を完璧にこなす方法や、細かい時短術までは扱いません。

毎回考える家事は、どこで止まる?

家事が重くなる理由のひとつは、作業そのものより「いつやるか」を毎回考えることです。

洗濯物がたまったら洗う、床が気になったら掃除する、という決め方だけだと、見るたびに小さな判断が発生します。

まずは、放置すると生活にすぐ影響するものを先に固定します。たとえばごみの日の前夜、洗濯する曜日、台所を戻す時間です。

「毎日やる」よりも、「迷わない地点を作る」ことが大事です。

自動化する家事と、手で見る家事はどう分ける?

自動化に向いているのは、仕上がりの細かさよりも回数の多さが負担になっている家事です。

ロボット掃除機、食洗機、洗濯乾燥機のような道具は、家事を消すというより、開始と終了の判断を減らします。

一方で、服をしまう、郵便物を見る、冷蔵庫の中を減らす、といった家事は、今の状態を見ないと決めにくいものです。

ここは手で見るほうが早い場合があります。道具を増やす前に、「これは同じ動きのくり返しか」「状態を見て決めることか」を分けておくと失敗しにくくなります。

あえてルーチンにしないものはある?

あります。季節の入れ替え、家具の配置替え、まとまった整理のような作業は、毎週の予定に入れるとかえって重くなります。

こうした作業は、月に一度の点検日や、困りごとが見えたときの見直し枠に置くほうが合います。

暮らしは毎日同じではありません。全部を固定すると、予定から外れた日に崩れます。

ルーチンは、生活を縛るためではなく、ふだん考えなくていい場所を増やすために使います。

つまずきやすいところ

  • 「きれいな状態」を基準にすると、少し乱れただけで失敗に見えます。
  • 便利家電を買えば家事が消える、と考えると、置き場所や手入れの家事が増えることがあります。
  • すべてを曜日で固定すると、体調や予定が変わった日に戻しにくくなります。

ここから先

モノの戻し先が決まっていないと、家事の前に片付けが発生します。次は「どこに置くか」を決める考え方として、モノの定位置って、どう決めればいい?へ進みます。

服と食事のように毎日の選択を減らしたい場合は、毎日の服と食事、無理なく続けるには?も近い入口になります。